MENU

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂コラム【納骨堂辞典】

納骨堂を購入しようかお考えの方が疑問に思うことをまとめました。
そもそも永代供養とは何?納骨堂は散骨とはどう違うの?といった納骨堂のコラムを紹介します。

納骨堂辞典 > 納骨堂コラム > 題目(南無妙法蓮華経)・念仏(南無阿弥陀仏)の違いやそれぞれの意味とは?

題目(南無妙法蓮華経)・念仏(南無阿弥陀仏)の違いやそれぞれの意味とは?

葬儀に参列すると、「お題目」や「お念仏」が唱えられているのを見る機会があることでしょう。「お題目」と「お念仏」の違いや内容をご存じですか。どちらについても詳しい意味合いを知り、心を込めて唱えられるようにしておきましょう。

お題目


題目とは日蓮宗系や法華宗系で唱える「南無妙法蓮華経」のこと

題目の一般的な意味は、文章などの主題やタイトルのことです。しかし、日蓮宗系や法華宗の信徒にとっては、「南無妙法蓮華経」(なむみょうほうれんげきょう)の7文字を指します。それは、「お題目」または「唱題」とも称されます。「南無妙法蓮華経」は「南無」と「妙法蓮華経」にわかれ、本来は「妙法蓮華経」が題目であるとされます。「妙法蓮華経」は、一般的に「法華経」と略されることの多い経典です。日蓮宗系や法華宗系の宗派は、法華経を最も大切な教えが詰まったお経と定めています。よって、「帰依する(心のよりどころにし、あがめること)」という意味の「南無」をつけて、「南無妙法蓮華経」と唱えるのです。「南無妙法蓮華経」には、「法華経を敬い、教えを大切にします」という思いが込められています。

 

法華経は28章からなる壮大なお経

法華経は、日蓮宗や法華宗に限らず、さまざまな宗派で「お釈迦様の教えの集大成」とされている、28章からなる長いお経です。この世の一人ひとりに仏性が備わっている、すなわち誰でも仏の心を持つことができると説き、全ての命を大事にすることの大切さが書かれています。もちろん、28章もあるわけですから、他にも様々な教えが説かれていますが、信仰の上で大切なのは「慈悲の心を持って正しく生きれば、誰でもお釈迦様の教えに沿った生き方ができる」としているところです。日蓮宗や法華宗の信徒は、この教えにすがって、自らに眠る仏の心を開花させるため、お題目を唱えるのです。

 

念仏とは浄土教系の宗派で唱える「南無阿弥陀仏」のこと

念仏とは、「仏」を「念じる」と各通り、仏様の姿を思い描き、その名前を声に出してあがめることを言います。とくに「お念仏」といえば、浄土宗や浄土真宗など浄土教系の信徒が唱える「南無阿弥陀仏」を指します。「南無阿弥陀仏」は「南無」と「阿弥陀仏」とにわかれ、「阿弥陀仏」は浄土教系の本尊の名前、「南無」は「帰依する(心のよりどころにし、あがめること)」という意味です。お題目の「南無妙法蓮華経」が、法華経を大事にするという宣言であることと同じように、「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀仏を敬い、教えを大切にします」という宣言です。「なむあみだぶつ」と読む場合と、「なもあみだぶつ」と読む場合があり、宗派によって違います。

 

阿弥陀仏とは全てを救済する如来

阿弥陀仏は、煩悩に苦しむ全ての人間を救いたいと願った法蔵菩薩が、ついにその願いを叶えて如来となった姿であるとされます。他の仏よりも秀でた「本師本仏」と称される阿弥陀仏の力をもってすれば、愚かな自分に苦悩する人間たちの心が救われるというのです。これほど頼もしい仏様はいませんね。とくに浄土宗や浄土真宗では、「悟りを開くための厳しい修行に耐えられない我々だからこそ、阿弥陀仏にすがるしかない」とし、一心にお念仏を繰り返すことこそが救済につながるただ一つの道であると教えています。

 

お題目やお念仏はよく見るとお墓に刻まれていることがある

何やら難しい漢字が刻まれているお墓をみたことがありませんか。故人名でも、戒名でもない漢字の羅列が刻まれているとき、それは「南無妙法蓮華経」と書かれていることが多いでしょう。日蓮宗系のお墓によくみられるものです。また、「南無阿弥陀佛」と書かれたお墓を見たことのある人はかなり多いでしょう。「佛」は「仏」と同じ意味で、それが浄土教系のお墓であることを指しています。

 

まとめ

お題目も、お念仏も、信徒にとっては最も大事なものです。葬儀で唱える機会があったら、同じ宗派に属しているのであれば心を込めて唱和しましょう。違う宗教・宗派を信仰している場合は、無理に声を合わせる必要はありません。関連した言葉に、「朝題目に宵念仏」ということわざがあります。これは朝にお題目を唱え、夕方にはお念仏を唱える様子から、定見を持たずしっかりした自分の考えがないことをあらわしています。お題目も、お念仏も、きちんとその意味を知り、その教えに尊敬する気持ちを込めて唱えるようにしたいものですね。

関連記事:仏教の歴史と宗派の特徴について~奈良・平安・鎌倉仏教~

 

納骨堂辞典では東京や関東の納骨堂の紹介をしています。みなさんのご要望にお応えして人気ランキングや費用、納骨堂の種類についてなども解説していますのでぜひご覧ください。納骨堂辞典|納骨堂・永代供養墓の全て


合わせて読みたい

お布施とは?金額・渡すタイミング・お布施マナーについて

喪主となる経験は、人生でそう何度もあるわけではありません。誰もが経験不足ななか、とくに悩みがちなのがお布施についてです。お布施とは何か、金額相場はあるのか、渡すタイミングなど具体的なことをご紹介したうえで、最後にお布施の大事なマナーについてお伝えします。

葬儀にかかる費用

葬儀にかかる費用の平均は195万円!その内容と費用を抑えるコツ

葬儀というと、「お金のかかるもの」と思っている人も多いでしょう。確かに、人生最後の儀式であるお葬式は、結婚式と同様、多くのお金が出ていくものです。葬儀には一体、何にいくらお金がかかるのか、費用を抑えるにはどうすればよいか、平均費用を参照しながら解説します。

納骨を行う時期は決まっている?どんなことをするの?

大切な方が亡くなり悲しみに暮れる中、火葬を済ませた故人の納骨はいつ、どんな時期までに行わなければいけないのでしょうか。急いだ方が故人にためなのでしょうか。ここでは納骨を行う時期や納骨式について紹介します。

お正月にお墓参りをしたほうがいい?やめたほうがいい?

お正月を機に実家に帰り、「せっかくだからお墓参りでも」と考えている人はいませんか。お正月は、お墓参りにふさわしい時期です。しかし、さまざまなことに気をつけなければ、風習のタブーに触れてしまう場合があります。お正月にお墓参りをすべきか否か、するとしたらどんな注意点があるかについて解説します。

機械式納骨堂

増える機械式納骨堂、その人気の秘密とは

今、都市部を中心に、機械式納骨堂の建設が目立つようになってきています。「自動搬送式納骨堂」とも呼ばれる、最新技術を駆使した納骨堂が注目を集める理由は何でしょうか。機械式納骨堂の人気の秘密について解説します。

一覧に戻る

カテゴリ検索

納骨堂人気ランキング

第2位

納骨堂・東京|満照山眞敬寺 蔵前陵苑【まんしょうざんしんきょうじ くらまえりょうえん】

この納骨堂をみる >

第4位

納骨堂・東京 | 一行院千日谷浄苑【いちぎょういんせんにちだにじょうえん】

この納骨堂をみる >

第5位

納骨堂・東京 | 龍澤寺の納骨堂ゆめみどう【りゅうたくじのうこつどうゆめみどう】

この納骨堂をみる >

  • 東京の納骨堂
  • 関東の納骨堂

最新の納骨堂コラム

関連サイト

運営者情報

ページの先頭へ